カブトムシの幼虫が土から出たり入ったりするのはなぜ?育てている私が解説!
ママ!カブトムシが出たり入ったりしているよ!
どうしてかな?色んな理由がありそうね!調べてみよう!
私は子供の友人からカブトムシのオスとメスを1匹ずつ頂いて、そこからカブトムシを育て始めました。
卵を産んだら別の容器に入れ替えたり、幼虫になったら土の入れ替えをしたりと大変ですが、初心者の私でも成虫まで育てることができたんです!
カブトムシの幼虫を育てて3年目になりますが、よくカブトムシの幼虫が土から出たり入ったりしているのをよく見かけます。
調べてみると、1つではなく色んな理由があることが分かりました!
この記事では、カブトムシの幼虫が土から出たり入ったりする理由をお伝えします。
カブトムシの幼虫が土から出たり入ったりする理由4選
カブトムシの幼虫が土から出たり入ったりするのには、いくつか理由があります。
- 飼育箱に対して幼虫が多すぎる
- エサが少ない
- マットが乾燥している
- マットの水分が多すぎる
- 5月頃は蛹になる準備をしている
このような理由が考えられます。一つずつ詳しく見ていきましょう!
飼育箱に対して幼虫が多すぎる
幼虫を飼育するのに、虫かごや衣装ケースなどを使っていらっしゃる方がほとんどだと思います。飼育する箱に対して幼虫の数が多いと行き場を失ってしまい土の上に出てくることが多いです。
どのくらいの大きさで、幼虫を入れたらいいのか表にまとめてみました!
ケースの大きさ | 容量 | サイズ (幅•奥行•高さ) | 幼虫の数 |
---|---|---|---|
小 | 3〜4ℓ | 約23×15×17 | 2匹〜3匹 |
中 | 7〜8ℓ | 約30×20×20 | 5匹〜8匹 |
衣装ケース | 20ℓ | 約40×27×27 | 10匹〜15匹 |
「小」以下のものは、高さなど足りないため使用するのは辞めましょう!
エサが少ない
カブトムシの幼虫は、マット(土)をエサにして成長します。糞も一緒にマットの中でしますので、糞だらけになっていないか確認しましょう。糞だらけになっていると、食べるエサが少なくなっているということです。その時に土の上に出てきている時があります。
これがカブトムシの糞です⇧
マット(土)の状態が良くない
マットが乾燥していたり、逆に水分が多かったりすると居心地が悪くなって土の上を出たり入ったりしている時があります。
いい状態のマットは、土をギュッと握り形が残るくらいが理想です。ギュッと握ってすぐに落ちる状態では乾燥気味で、逆にギュッとした時に水分が出るようなら水分が多すぎです。
霧吹きで状態を見ながら理想のマットにしてあげましょう!
5月は蛹になる準備をしている(ワンダリング)
5月頃は要注意です!この頃の幼虫は、蛹になるため場所を探しています。この行動を『ワンダリング』と言って、徘徊し土の上にその後が残っています。
それがこちら・・・⇩
このように幼虫が通った後が残っています!この時に、土から出たり入ったりしていることがあります。この時は蛹になっている幼虫もいるので、土の入れ替えは厳禁です。
カブトムシの卵から成虫までの過程
カブトムシの卵から成虫になるまでの、成長過程を紹介したいと思います!
カブトムシのメスは、平均で20個〜30個の卵を産みます。私が飼っていたメスもたくさん卵を産み、現在幼虫は32匹います!
メスの方が寿命が長いとも言われており、オスは戦うことにより体力を消耗させるので、寿命が短いそうです。そういえば、昨年飼っていた時もメスの方が長く生きていました!
卵を産む(7月〜8月頃)
7月頃に卵を産み、メスは卵を産んだあと土を固めて卵を守ります。卵を産んだら成虫とは別のケースに入れましょう!卵は非常にデリケートですので、衝撃などを加えると死んでしまうことがあるからです。卵を取り出す時も慎重に扱いましょう。交尾をして1週間ほどで卵を産み、形は丸くて白や黄色かかった色をしています。大きさは2㎜〜5㎜程度です。
幼虫(9月〜5月頃)
生涯の約半分は幼虫として過ごします。卵は丸い形から芋虫のような形にどんどん変化し大きくなります。エサはマット(土)ですごい勢いで食べます。そのため、幼虫になったばかりの頃は糞もたくさんしますので、マットの状態を気を付けて見なければなりません。
蛹(6月頃)
幼虫によっては、5月頃から蛹になる準備をしています。6月頃には蛹になっている幼虫が多く、この時期は蛹室(ようしつ)という成虫になるための部屋を作っています。蛹室(ようしつ)は、一度壊れてしまうと二度と作ることができないため、衝撃を与えたり、マットの入れ替えなどは控えましょう。
成虫(7月〜8月)
蛹になったら、約3週間〜1ヶ月ほどで羽化し成虫になります。メスは複数で飼うことも可能ですが、オスはケンカをするので、1つのケースに1匹で飼った方がいいでしょう。ケンカをすると寿命が縮まったり、傷だらけになってしまったりととても可哀想です。
カブトムシの幼虫が土から出たり入ったりするまとめ
カブトムシの幼虫が、土から出たり入ったりする理由は、以下のようなことが考えらることが分かりました。
- 飼育箱に対して幼虫が多すぎる
- エサが少ない
- マットが乾燥している
- マットの水分が多すぎる
- 5月頃は蛹になる準備をしている
カブトムシは初心者でも、飼いやすいと思います。私も1年目は、マットの入れ替えを何度かしたくらいで、ほとんど放置したままでも成虫になりました!
カブトムシの幼虫が土から出たり入ったりしていると、心配になりますが、その時期にあった対処法を行えば成虫まで育ちますよ!
ぜひ参考にしてみてください。