十五夜の行事食の意味は?代表的な料理やおすすめアレンジも紹介!
十五夜の行事食の意味はなんだろう?と考えたことはありませんか?
行事食は全国共通のものや、地域によって違うものもあります。
十五夜は、キレイな月を鑑賞しながら、豊作を祈るという日本の風習です。
また特別な行事食があり、その食べ物には意味が込められています。
十五夜の代表的なお月見団子は、月に見立てられ、里芋やさつまいもは秋の収穫を祝うという意味があります。
こうした行事食には、家族や地域の係わりあいを深めると同時に、日本の風物詩として親しまれている伝統な行事な行事です。
この記事では、十五夜の行事食の意味やレシピ、アレンジ料理などを紹介します。
十五夜の行事食の意味
秋の訪れを知らせてくれる十五夜。
この「十五夜」は、日本で古くから大切にされてきた伝統的な行事で、月見をしながら秋の収穫を祝う日なのです。
十五夜独自の行事食を用意し、月の美しさを楽しむと共に、家族や友人と過ごすことが習慣となっています。
代表的なお月見団子は、満月を表していたり栗ご飯、里芋などは、秋の味覚で収穫に感謝するという意味で食べられます。
十五夜の行事食の料理と意味
十五夜に食べる行事食とその意味を紹介します。
全国的に十五夜といえば「月見団子」なんかがありますよね!
地域によって様々ですが、代表的な食材をご紹介します。
月見団子
十五夜といえば、なんと言っても「月見団子」ですよね。
この月見団子は、満月を表しており団子を丸くし、白や黄色で色付けされます。
月は昔より農作物の成長に重要な役割を果たすと信じられており、お供えすることで感謝を伝えたそうです。
お月さんに似ている月見団子をお供えしたり、食することで翌年の豊年祈願や家族の健康を祈るという風習が広まった。
里芋
里芋も十五夜の代表的な食材です。
この里芋は、秋の収穫を祝う食材として使用されたり、形が月の満ち欠けに似ていることから月の象徴とされています。
関西地方では、十五夜を「芋名月」とも呼ばれ、里芋をお供えする習慣があります。
芋煮などにして食べる家庭が多いようです。
秋の収穫を祝う食材。その年の収穫物を神様に感謝を伝えるためにお供えされる。月の満ち欠けに似ているため。
栗ご飯
栗は秋の味覚代表といってもいいくらいでしょう。
こちらの栗も豊作の意味が込められており、栗は古くから「勝ち栗」として縁起の良い食べ物だったそうです。
栗ご飯を食することで、収穫の感謝と家族の無病息災を願う風習が生まれました。
また「栗名月」とも呼ばれ、地域によっては栗をお供えすることもあります。
秋の代表的な収穫物の栗。「勝ち栗」として縁起の良い食べ物。豊作や家族の健康などを祈る。
さつまいも
さつまいもは、秋の収穫物であると同時に豊作を祝ったり、感謝の気持ちを込めるためにお供えしたり、食したりします。
特に農業が盛んな地域では、お団子と一緒にさつまいもがお供えされるそうです!
さつまいもは季節の恵とも言われ、食べることでその年の収穫に感謝し、家族の健康と繁栄を祈ります。
秋の収穫物であり、豊作を祝ったり収穫に感謝する。家族の健康と繁栄など祈る。
ススキ
ススキは食べ物ではありませんが、月見団子と一緒にお供えされます。
このススキは神様の神霊が宿る場所とされ、家の周りに飾ったりお供えすることで、災いを避ける魔除けの効果があると信じられているようです。
ススキは稲穂に似ているため、稲作が盛んな地域では稲穂を象徴するとして用いられました。
稲穂に似たススキは、豊作祈願や魔除けとしてお供えされる。
十五夜の行事食アレンジ
十五夜の行事食には、色んなレシピがありますが毎年同じでは飽きてしまいますよね。
伝統的な行事だからこそ、基本の味を残しながら少し手間を加えてあげるだけでアレンジできちゃいます。
そこで、アレンジレシピを紹介したいと思います。
月見団子アレンジレシピ
三色団子
食紅や抹茶などを一緒に団子に混ぜると色付きの月見団子ができます!
見た目も鮮やかですので、お子さんと一緒に作ると喜ばれること間違いなしです。
里芋アレンジレシピ
里芋のクリーム煮
里芋のクリーム煮は、和食でよく使用される里芋と洋食であるクリーム煮が楽しめる一品です。
里芋を柔らかくし、牛乳や生クリームを加えて濃厚なソースに仕上げましょう。
〜材料〜
- 里芋約500g(皮付きの状態で)
- 玉ねぎ1個
- ニンジン1本
- ベーコン5〜6枚
- 塩小さじ1
- 胡椒適宜
- 小麦粉大さじ2
- 牛乳約300cc
- バター約20g
- 白ワイン約50cc
- コンソメ顆粒大さじ1
- 月桂樹の葉2〜3枚
- 刻みパセリ(乾燥)適宜
〜手順〜
- 玉ねぎは細切りに、ニンジンは細かめの乱切りに、ベーコンは3センチほどにカットする。
- 里芋の皮を剥く。
- 牛乳に小麦粉を加えてかき混ぜる。
- 玉ねぎ、ニンジン、ベーコンを塩、胡椒を加えてバターで炒める。
- 玉ねぎが透き通ってきたら里芋、月桂樹の葉、白ワイン、コンソメ顆粒、水を加えて弱火で10分ほど煮る。
- ③の小麦粉を加えた牛乳を加える。
- 軽くかき混ぜながら数分煮込めば出来上がりです。刻みパセリを散らしてどうぞ。
引用:cookpad
栗ご飯アレンジレシピ
栗ご飯ドリア
余りがちな栗ご飯ですが、洋風にアレンジしてみてはいかがでしょうか?
栗ご飯ドリア!?と戸惑う方もいらっしゃると思いますが、これが意外と合うんです!
変わり種ですが、試してみる価値あり!
〜材料〜
- ウィンナー(ベーコンやハム、鶏肉でも)5本くらい
- 玉ねぎ小1個
- きのこ(お好きなもので)1袋
- バター10g
- 小麦粉大さじ1.5
- 牛乳200ml
- 栗ご飯茶碗軽く2杯
- とけるチーズ適量
- コンソメ(細かくきざむ)1個
- 塩コショウ適量
〜手順〜
- ウィンナーソーセージ、玉ねぎは食べやすい大きさに切る。きのこは石づきを切り落とし、手で房をバラす。
- フライパンにバターを熱し、ウィンナー、玉ねぎ、きのこを炒める。
- しんなりしてきたら一度火を止め、小麦粉をいれて粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- 牛乳を少しずつ加えて混ぜ、コンソメ、塩、コショウを加えて火にかける。とろみがでてきたら火を止める。
- グラタン皿に栗ご飯を入れ、上にきのこのホワイトソースをかけ、とけるチーズをのせてトースターへ。
- チーズが溶けて焦げ目がついたら出来上がり(*^^*)
引用:cookpad
さつまいもご飯アレンジレシピ
さつまいもご飯団子
お子さんのおやつにも持ってこい!の一品です!
砂糖なしでも美味しいので、ヘルシーにもなります。
余って飽きたな〜と思ったらお子さんと作ってみてはいかがでしょうか。
〜材料〜
- さつまいも 150g
- ごはん 50g
- 砂糖 小さじ2(てん菜糖など)
- きな粉 適量
〜手順〜
- ごはんが冷たい場合、温める。
- さつまいもは皮をむき、一口大に切る。 耐熱容器にさつまいも、水小さじ(分量外)を入れふんわりラップし、600Wの電子レンジで約3分さつまいもが柔らかくなるまで加熱する。
- さつまいもは、マッシャーで潰す。 さらにごはん、砂糖を入れ、混ぜながらごはんの粒をできるだけ潰す。
- 手で食べやすい大きさに丸め、きな粉をまぶす。
引用:nadia
十五夜の行事食の意味まとめ
十五夜の行事食のお月見団子は、満月を象徴し、里芋やさつまいも、栗ご飯は秋の収穫物として、自然の恵みに感謝します。
豊作祈願や家族の健康などを願う意味が込められています。
ススキは稲穂に似ていることから代わりとして供えられ、魔除けや豊作の願いが込められていることがわかりました!
日本特有の行事の十五夜ですが、意味や行事食を知った上だど、また違った感情が生まれ楽しめそうですね!